HACCP(ハサップ)対応ケース

落下試験について

落下シミュレーションでより安全な緩衝材をつくります

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高額な製品など実物を使った落下テストができない場合は
「落下シミュレーションシステム」

商品を運ぶときに一番重要なポイントが商品を壊さないことです。最終的に落下試験は必要だが、製品の特性上、何度も試験を行うことができないということもあるかと思います。 産業機器や電子機器・精密部品などの高額製品、または重量が大きく持ち運びが困難な商品の場合、従来のような包装貨物落下試験機や演算制御型落下衝撃試験装置を使った試験ができません。
当社では、できるだけ少ない工程でより精度の高い緩衝材を設計するため、実際の落下試験にほぼ即した結果が出る落下シミュレーションシステム『PAOSS』を導入しております。

POINT01

製品完成と同時に緩衝材が必要な場合

製品が完成次第すぐに梱包したいため、落下テストを行う時間がないと言う場合でも、 製品のCAD図面から落下シミュレーションを実施することが可能です。
製品完成品がない状態でも、図面さえあれば最適な緩衝設計を行い、製造を行います。

製品完成と同時に緩衝材が必要な場合

POINT02

再設計・再試作の時間ロスを大幅に削減

実際に落下試験を行う際は、試作品を作り落下試験を行うプロセスを何度も繰り返すことが一般的な方法です。しかし、落下試験は必須であるものの、高額製品や精密な製品においては試験での失敗が許されません。
当社の導入している落下シミュレーションは、そんな問題点を解消することができます。落下シミュレーションによる緩衝性能予測により、再設計・再試作の時間ロスの大幅な削減が可能です。さらに、今まで必要だった、面倒な業者とのやり取りの手間を省くことができ、 納期も格段に短縮することができます。

再設計・再試作の時間ロスを大幅に削減

POINT03

未完成の画像編集機を輸出!落下シミュレーションで緩衝材・通い箱を設計。

「まだ完成していない新製品を、中国へ送るための緩衝材・通い箱を作ってほしい」とのご依頼をいただきました。海外輸出になる上、製品そのものが高額な精密機器のため、万が一の落下に備えた確実な緩衝性をお求めでした。
まず、製品が未完成のため、データでの緩衝設計が必要となります。まず図面データをお預かりし、設計を行いサンプル作成を行いました。その後、確実に製品を守ることができるか、PAOSSを使って落下シミュレーションを行いました。
結果、「製品完成と同時に出荷ができて大変助かった」というお声をいただくことができました。製品を守るだけでなく、納期短縮にもお役に立てたと思います。

未完成の画像編集機を輸出!落下シミュレーションで緩衝材・通い箱を設計。