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輸送においては製品へ繰り返し衝撃が加わります。とくに産業機器や医療機器、IT部品などの高額な精密機器の場合、衝撃を確実に吸収する発泡緩衝材が求められます。
製品を安全に梱包し輸送するために、発泡緩衝材を利用して緩衝設計を行います。
実際に当社の製作事例を交えてご紹介します。
POINT01
電子機器や精密部品の多くは、製品や附属品同士が触れてはいけません。
そのため、梱包作業の際の作業性も考慮しつつ、製品が触れないように発泡緩衝材の設計を行います。単に間隔を空けるだけでは輸送効率も落ちてしまうため、設計技術の見せ所になります。
POINT02
製品の輸送や落下による衝撃に対して、発泡緩衝材の使用量を可能な限り少なくすることで、経済的かつ安全に梱包することが可能です。どの部分にどれだけの衝撃が加わるかを推測することが設計において重要なことです。こういった設計能力は、センスと経験によって培われていきます。
また、弊社では落下シミュレーションシステム『PAOSS』を導入しており、実際の製品を落下させることなくデータを得ることができますので、無駄を省いて経済的に製品の保護を実現します。
POINT03
緩衝性を高めるためには、高機能な緩衝素材を利用することも重要です。旭化成の発泡緩衝材サンテックフォーム®は、他素材と比較しても、耐衝撃性や復元性に優れているため、衝撃から製品を保護するには最適な素材です。
設計と素材の持つ機能の両面を活かすことで、製品を確実に守ります。
まずは、梱包材と製品を確認しました。確認したところ製品が破損する原因は落下点から着地点までの距離と、落下時に衝撃が加わる受け面積が考慮されていない、という2点が考えられました。当社のノウハウを活かし、それぞれ考慮した設計・製造を行い納品しました。
産業機器や医療機器、高額な製品を衝撃から守るためには、高機能の発泡緩衝材が欠かせません。当社では製品に合わせたオリジナルの設計と小ロット対応によって個別包装などのご要望にお応えします。
製作実績や対応加工については以下のページをご覧下さい。